ディスコとベースとビージーズと

最近、ビージーズの曲をたまたま聴いてる最中、
ベースが全然ディスコではないことに気が付きました。
ディスコのベースとは、オクターブの「んぺっんぺっ」のあれですね。
あれが、ビージーズの曲では全然入ってない。
最有名曲である『Stayin’ Alive』でも、ベースは実に渋く、
地味ながらも極めて堅実なラインを弾いてます。
ドラムがループであることが騒がれるようになったこの曲ですが、
もっと肝心な部分で凄くないか、と思いました。

凄くないかと思って他の曲も聴いてみると、
『You Should Be Dancing』でもやっぱりベースは堅実で渋い。

『Stayin’ Alive』のドラムの元音『Night Fever』も、
ベースはあくまでも堅実で渋い。

とろけるような『More Than A Woman』も、ベースは渋い。

私達はひょっとして、
ビージーズをしっかり見直さなくてはならないのではないか。
そんなことを思った次第です。
それと同時に、
ではあのディスコのオクターブベースは何処から来たのかが、
今度は凄く謎に思えてきます。
ビージーズは深い。そして、ディスコも深い。

流用音楽

大昔から、ガンダムのとあるBGMが気になってました。
濃い人の間では『流用音楽』として知られてるアレなんですが、
そんなに濃くない私は、気になっては忘れ気になっては忘れを繰り返し、
そのまま現在にまで至ってたのでした。
最近になって、何とか忘れずに調べるところまで辿り着き、
Cécil Waryなる人の『Aura Popularis』なる曲であると知った次第です。
「でんでんでーで(『窮地に立つガンダム』)」みたいに、
歌って楽しいBGMが多いファーストガンダムにあっても、この曲は強烈。
尋常ならざる緊張感が、曲単体で聞いてもなお最高だと感じます。
一番マッチしてるのはハモンさんの「好きだったよ坊や」の辺でしょうが、
大量殺戮マシーンと化したアムロがチベに飛ぶ辺も、私は好きです。