ローファイハットの抒情

最近、BYHAZE & SAFAの『FEEL GOOD』をよく聴きます。
といっても、何処の誰の何なのか全然よく知らないんですが、
でもメローな感じが良くて気に入ってます。
ローファイのハットが荒っぽい入れ方で入ってるのも、
何故か叙情的に聴こえたりします。

『FEEL GOOD』は、DJ Nicoという人のミックスで知りました。
何か、世界って最高ですね。

Soul Metalの未来

メタルとソウルの無理矢理マッシュアップもの、
基本的にはお笑い系か、ちょっとハッとする系が多いんですが、
ここに来てネクストレベルに行きそうな予感がしてきました。
マーヴィン・ゲイの『Let’s Get It On』のメタル魔改造もの、
もはや笑いも驚きもなく、不思議な感動を感じます。
合わせ技が上手過ぎるということもあるんですが、
それ以上にマーヴィンの声が、この音に何故か合ってるという。
ひょっとすると、私達は今、
Soul Metalの未来を目にしてるのかも知れません。

Rebecca Blakeの命日

今日は、Rebecca Blakeの命日。
それは誰かといえば、プリンスの『Kiss』のMVとかを撮った監督/写真家です。
と知ったようなことを言いながら、私も最近知ったんですけど。

Acclaimed Director/Photographer Rebecca Blake Passes Away From A Rare Heart Disease – shootonline.com

『Cream』『Diamonds and Pearls』も撮ってます。
撮ってた頃のプリンス話のインタビューもありました。

Rebecca Blake recalls the experience of working with Prince on his videos for “Kiss,” “Cream,” and “Diamonds and Pearls” – neonrendezvous.tumblr.com

前衛期の頂点とも言える『Kiss』と、
寝返った期の頂点とも言える『Cream』『Diamonds and Pearls』で、
同じ監督にMVを頼んだプリンス。
プリンスの本質は結局何も変わってないことが、わかる話かも知れません。
また、瞳の美しさはどの作品も共通して印象的です。

Rebecca Blake、今年が一周忌ですね。
ご冥福をお祈りします。

ディスコベースの起源

ビージーズから気づきを得て以来、
ディスコのオクターブベースは何処から来たのかが気になってました。
そして色々とあちこちを探ってる内に、
SILVER CONVENTIONの『GET UP AND BOOGIE』が、
かなり初期の「んぺっんぺっ」ではないかと思うようになりました。
MVは全くそんな風に見えないテイストですが、
ベースとドラムは確かに割といい音。

今後も、探索を続けようと思います。

ディスコとベースとビージーズと

最近、ビージーズの曲をたまたま聴いてる最中、
ベースが全然ディスコではないことに気が付きました。
ディスコのベースとは、オクターブの「んぺっんぺっ」のあれですね。
あれが、ビージーズの曲では全然入ってない。
最有名曲である『Stayin’ Alive』でも、ベースは実に渋く、
地味ながらも極めて堅実なラインを弾いてます。
ドラムがループであることが騒がれるようになったこの曲ですが、
もっと肝心な部分で凄くないか、と思いました。

凄くないかと思って他の曲も聴いてみると、
『You Should Be Dancing』でもやっぱりベースは堅実で渋い。

『Stayin’ Alive』のドラムの元音『Night Fever』も、
ベースはあくまでも堅実で渋い。

とろけるような『More Than A Woman』も、ベースは渋い。

私達はひょっとして、
ビージーズをしっかり見直さなくてはならないのではないか。
そんなことを思った次第です。
それと同時に、
ではあのディスコのオクターブベースは何処から来たのかが、
今度は凄く謎に思えてきます。
ビージーズは深い。そして、ディスコも深い。

エチュードの季節

春はエチュードの季節。
私が好きなエチュードは、ポール・モーリアの
『Etude In The Form Of Rhythm & Blues』です。
マジックBGMで有名なイージーリスニングの巨匠が、
何故かR&Bの練習曲として作ったというナンバーであります。
いや、もちろん「練習曲」というタイトルはシャレでしょうが、
でもイントロからブレイクまでのピアノの緊張感が、妙に好きです。
邦題がこれまた何故か「ポール・モーリアのテーマ」なのも、
この緊張感とかっこ良さに引っ張られたからに思えてなりません。
この動画に写ってる盤は、ジャケットも最高。
でも、タイトルが「コンドルは飛んでいく」なのは、またしても謎。

「何でこの人、裸なの?」

ディアンジェロ『Untitled』のリアクション動画がありました。
腹の底から歌い上げるというよりは、むしろ下腹部で歌うような映像に、
娘さんが「私にはまだ無理」という感じで驚いてらっしゃいます。
「何でこの人、裸なの?」みたいな違和感も感じられたようですが、
十二分にOlderな私にも、彼が裸になる理由はわかりません。

でも曲そのものは当然、名曲です。

君の隣に埋めてくれ

エイドリアン・ヤングの奔放なベース、
彼がプロデュースしたビラルの作品でも堪能できます。
この曲なんかは、ベースがベース以外の何かになってるという。
もっとも、プロデュースされてる側のビラルもまた、
「君の隣に埋めてくれ」と奔放なんですけど。

ザ・ルーツのTiny Desk Concertに客演してる時も、
ビラル、髪型がベジータ芸人みたいで奔放です。

初めてのHead

プリンスの『Head』を、
初めて聴いた人のリアクション動画がありました。
私は英語はよくわかりませんが、驚いてることは伝わりました。
オマガである、と。あまりに刺激的である、と。
ジャケットの異常性とタイトルの不穏さを組み合わせて勘案すると、
英語がわからない人間でも内容が想像できるもんなんですが、
やっぱり、驚く人は驚くものなんですね。
コメント欄に「Welcome to Prince.」とありましたが、
観てると私も同じような気持ちになりました。

ライブで観ると、ギターの凄さが凄過ぎるプリンス。
やっぱり、天才です。でも変態です。でも天才です。でも変態です。

Moon ShadowとMoonshadow

Paris Loves Vinylがかけてたラベル『Moon Shadow』、
私が利用してるSpotifyにないんですが、YouTubeにありました。
曲単独で聴いても、やっぱり素晴らしい。

元は、キャット・スティーブンスの曲『Moonshadow』。
もっともラベルの方は、公開処刑レベルで別次元に達してますけど。
いや、タイトルが『Moon Shadow』と『Moonshadow』と違うので、
本当に違う曲なのかも知れません。