ディスコとベースとビージーズと

最近、ビージーズの曲をたまたま聴いてる最中、
ベースが全然ディスコではないことに気が付きました。
ディスコのベースとは、オクターブの「んぺっんぺっ」のあれですね。
あれが、ビージーズの曲では全然入ってない。
最有名曲である『Stayin’ Alive』でも、ベースは実に渋く、
地味ながらも極めて堅実なラインを弾いてます。
ドラムがループであることが騒がれるようになったこの曲ですが、
もっと肝心な部分で凄くないか、と思いました。

凄くないかと思って他の曲も聴いてみると、
『You Should Be Dancing』でもやっぱりベースは堅実で渋い。

『Stayin’ Alive』のドラムの元音『Night Fever』も、
ベースはあくまでも堅実で渋い。

とろけるような『More Than A Woman』も、ベースは渋い。

私達はひょっとして、
ビージーズをしっかり見直さなくてはならないのではないか。
そんなことを思った次第です。
それと同時に、
ではあのディスコのオクターブベースは何処から来たのかが、
今度は凄く謎に思えてきます。
ビージーズは深い。そして、ディスコも深い。

Nocturne x Nocturne x Nocturne

何故かジョー・ジャクソンの『Nocturne』という曲が好きです。
「何故か」と断る理由もないくらい良い曲ではあるんですが、
普段は特に聴かないタイプの音とミュージシャンなので、
自分的には「何故か」となるわけです。
でも改めて聴くと、やっぱり良い曲ですね。
アルバムの他の曲は全てわけがわからなかったんですが。

特に聴かないタイプの音とミュージシャンなので、
好きな曲とは言えあまり動画の存在は知らなかったりしました。
ので、つい最近見つけたのが、かなり新鮮。

もう一発。『Nocturne』3連発です。
本人も『Nocturne』というタイトルが気に入ったのか、
『Night Music』というアルバムでは『Nocturne』4連発をやってます。
やっぱり、わけがわかりません。

モーターヘッド1年生

春は、入学の季節。
私は今春、モーターヘッドへの入学を果たしました。
SpotifyでWicked Ladyの関連曲をやたら聴き続けてると、
妙に耳にひっかかる曲があり、
そのいずれもがモーターヘッドのレミーが絡んでる曲だったのです。
ので、ひょっとしたらひょっとするかもと思い、
モーターヘッドも聴いてみたら、入学することになったのでした。
といっても現状は『Ace of Spade』を聴いてるだけなので、
まだまだ仮入部といった感じではありますけど。
下手すると人生もう半分終わったかも知れない歳になって、
モーターヘッドに気づきを得るとは思いませんでした。
でもこの音は、深い。簡単に深みに逃げない辺が、深い。
で、その辺は案外、歳を食わないとわからないのかも知れません。

夜を走る、夜へ落ちる、夜につまずく

ひな祭りの月というわけでもないんですが、
最近、Wicked Ladyという名前のバンドをよく聴いてます。
70年前後のイギリスのハードロックバンドなんですが、
時代・場所を良くも悪くも感じさせない辺が、何か好きです。
ゆらゆら帝国のベースとドラムを極端に下手にして、
ボーカルを凄く凡人に据え変えたような音なんですが、
寝落ちの際とかに聴くと意味不明の快感がなくもありません。
「夜を走る」というよりは、「夜へ落ちる」とでもいうか。
ドラムとかは「夜につまずく」という感じですけど。

普通の『Bohemian Rhapsody』

プリンス『Head』のリアクション動画を上げてた姉さんが、
何故かクイーン『Bohemian Rhapsody』にもリアクションしてました。
内容は、至って普通というか、あまりにも普通過ぎというか。
むしろ、忘れかけてた初心のようなものを取り戻せる感じの出来です。
終了の頃にしばらく沈黙が続くあたりは、何か妙に感動しました。

「どうせオペラパートで爆笑とかするんだろ」と、
観る前には勘ぐっていた自分を、深く恥じた次第です。
そして、本丸を改めて観たら、やっぱり笑ってしまった・・・。

消えたテイク26

というわけで、エイドリアン・ヤングのミックスも聴きましょう。
68年感が溢れるこちらのミックス、以前は始まってすぐのあたりで、
ビートルズ『Strawberry Fields Forever』のテイク26が、
かかってたと思うんですが、現在は消えてます。
権利問題なんでしょうか。あるいは、そもそもブートだからでしょうか。
それにしてもこのミックス、音楽と場所のギャップが異常過ぎ。

あ、『Strawberry Fields Forever』のテイク26、
今は公式でも聴けたんでしたっけ。

I Can’t See You

ジミヘンの『Can You See Me』、
私は最初に聴いたのが、日本のベスト盤だったんですよ。
で、そこに入ってた音源が、リバーブ付きだったんですよね。
それに耳が馴染んでたので、後から聴いたマトモな音の盤が、
未だに何故かしっくり来なかったりします。
特に、ブレイクのところとか。あと、ソロのところもそう。
不穏な響きが、余計に不穏になって、よかったと思います。
あの音源、今ではあまり出くわさないんですよね。
なので、無茶苦茶に荒いライブ音源とかで、気を紛らせています。
この動画の音は、ちょっと荒過ぎる気もするけど。