ジミヘンコードとRosinha de Valença

晩夏から秋にかけて、Rosinha de Valençaが聴きたくなります。
他のブラジルものより少し乾いた感じのギターに、惹かれるというか。
あとこの人、何故かジミヘンコードをやたら使うんですよね。
メジャー3度のオクターブ上でマイナー3度を出して不穏な響きを出す、
ジミ・ヘンドリックスがよく使ったことで知られるジミヘンコード。
この動画は1966年のもので、ジミヘンのデビューは同年の末頃。
ジミヘンコードが全開となる『Purple Haze』は、この翌年。
ジミヘンがRosinha de Valençaからあのコードを持ってきたと考えると、
どうでもいいこととは言え、ちょっと楽しいです。

こちらの曲では、ジミヘンコード全開。
私は、良いギタリストとはテクニックや華があることに加えて、
不穏な煙が出てるような感じが必要だと考えてますが、
この曲での彼女はとても不穏で煙たく、私は非常に好きです。
もちろん、色んな意味で煙だらけのジミヘンも大好きです。

『TRAVESSIA』の夏

何となく流し聴きしてたSpotifyで、
Hamilton de Holandaというバンドリンプレイヤーの曲がかかり、
何となく気に入って全曲ミルトン・ナシメントのカバーのアルバムを聴いてたら、
『TRAVESSIA』でわけもわからず号泣する、そんな夏。

『TRAVESSIA』、歌ってたのはこちらのAlcione。
暑い。いや、熱い。

ネギっ鼓

湿気が増してくると、ブラジルの音が気持ち良くなります。
Spotifyのおすすめものを色々流し聴きしてると、
Alessandra Leãoの『macumbas e catimbós』が好きになりました。
鼓と歌だけで構成されてるようなフォークロア的な音ですが、
同時にサンプルや音響系のエフェクトが効いてて、現代的という。
また、鼓そのもの音がビンビン言ってる感じなのも、気に入ってます。
ジャケットも、ネギっ鼓という感じで好きです。
いや、この草がネギなのかどうかは知りませんけど。

ライブもかなり、ネギっ鼓な感じみたいです。