ジミヘンコードとRosinha de Valença

晩夏から秋にかけて、Rosinha de Valençaが聴きたくなります。
他のブラジルものより少し乾いた感じのギターに、惹かれるというか。
あとこの人、何故かジミヘンコードをやたら使うんですよね。
メジャー3度のオクターブ上でマイナー3度を出して不穏な響きを出す、
ジミ・ヘンドリックスがよく使ったことで知られるジミヘンコード。
この動画は1966年のもので、ジミヘンのデビューは同年の末頃。
ジミヘンコードが全開となる『Purple Haze』は、この翌年。
ジミヘンがRosinha de Valençaからあのコードを持ってきたと考えると、
どうでもいいこととは言え、ちょっと楽しいです。

こちらの曲では、ジミヘンコード全開。
私は、良いギタリストとはテクニックや華があることに加えて、
不穏な煙が出てるような感じが必要だと考えてますが、
この曲での彼女はとても不穏で煙たく、私は非常に好きです。
もちろん、色んな意味で煙だらけのジミヘンも大好きです。